ドラマ『極悪女王』はどこまで実話で、元ネタとの違いはあるのか、みていきたいと思います。
2024年9月19日に配信スタートとなった『極悪女王』ですが、配信前から話題となり、注目作品であることがわかりますね。
今では考えられないような衝撃的なシーンの数々には驚きますが、ダンプ松本さんの半生をかなり再現していると言われています。
一時はお蔵入りや、撮影中止などの噂も流れましたが、そんな困難を乗り越えた作品です。
作品の制作陣、演じる俳優、モデルとなる人物たちの直接指導と、それぞれが作品作りに協力したことで、再現度の高い作品になったと思われます。
それでは、ドラマ『極悪女王』どこまで実話で、元ネタとの違いはあるのかお話していきます。
Contents
極悪女王どこまで実話
今となっては考えられないようなストーリー展開に、実話なのか疑いたくなりますが、
ダンプ松本の半生
ドラマ『極悪女王』はダンプ松本の半生を元ネタにしています。
幼少期の父親の女性関係、借金、DVと素行の悪さに苦労し、そんな中でもプロレスラーになる夢を諦めずに入門し、成功していくストーリーを再現しています。
入門してからもすぐに活躍できるわけではなく、なかなか結果が出ないことで、会社からヒール役に転向するように言われます。
ヒールになって活躍するようになってからも、様々な葛藤はあったと思います。
その葛藤はプロレス愛や夢の実現、家族の為といった背景があったからこそ、ダンプ松本が誕生したというストーリーは良く再現されていると思います。
役作り
ゆりやんレトリィバァさんは、ダンプ松本さんを演じる為に40キロの増量をしました。
実は3年かけて45キロのダイエットに成功した後に、ダンプ松本さん役オーディションの話しがあり、体のことを考え悩んだそうです。
しかし、「絶対にやりたい!」という思いから、増量することを決意し、役を演じます。
増量するのが大変だったそうで、涙を流しながらご飯を食べたとのことです。
また、プロレスのトレーニングは2年間行われ、長与さんが設立した女子プロレス団体『Marvelous』が撮影をサポートしていました。
指導内容は、受け身、ロープワーク、投げなど全て行われ、同時にジムでの体づくりもありました。
様々な役作りが行われたことで、スタントではなく女優たちがプロレスを本気でやって、当時をリアルに再現できた作品となりました。
撮影中断
『極悪女王』はお蔵入りの噂が流れました。
2022年7月に撮影が始まり、年内には撮影が終わる予定でした。
2022年10月27日の撮影中に、ゆりやんレトリィバァさんが、背中と頭を打ち、撮影がストップした時期がありました。
女優さんたちが本気でプロレスをやって、作品作りが行われていたことがわかりますね。
髪切りデスマッチ
『極悪女王』の中で一番の見どころである、髪切りデスマッチも見事に再現されています。
負けたらバリカンで髪を剃られるのは、今でも伝説となっています。
ほぼ再現されていますが、実話とは少し異なることもあるので、後述します。
役作り
オーディションの段階で坊主になることが条件でしたが、唐田えりかさんは条件を納得してオーディションに参加し、見事合格します。
実際にバリカンで髪を剃られるシーンを、体当たりで熱演しています。
役作りでも10キロ増量や、長期間のプロレストレーニングを受けています。
ダンプ松本引退試合
1988年2月にダンプ松本さんの引退試合が行われた様子を、事実に近い形で再現されています。
引退するダンプ松本さんと大森ゆかりさんがタッグを組み、クラッシュギャルズの長与千種さんとライオネス飛鳥さんが対戦相手となります。
4人全員が流血する乱闘となります。
試合が終わった後に、ダンプ松本さんと長与千種さんがタッグを組み、ライオネス飛鳥さんと大森ゆかりさんがタッグを組みことで、試合が再度行われました。
試合の流れ、さらにはタッグを組みかえての再試合と、実話と同じ展開です。
試合をしたままエンディングとなるので、試合後までは描かれていないのが残念ではあります。
時代背景
『極悪女王』の時代背景は、バブル真っ只中の1980年代で昭和です。
今ほど女性がスポーツで活躍することが難しい時代で、男尊女卑が残っていた時代です。
さらに、プロレスという男社会の中で、女性が声を上げにくい環境です。
人気ブームを作った裏側には、プロデューサーとなる存在がいるもので、それが経営者であり権力を握っていた松永兄弟です。
純粋にプロレスラーを夢見る少女を、金儲けの為に様々な方法で育て、コントロールして自分たちの欲望を満たしていきます。
プロレスは台本があるとも言われていますが、プロレスというショーに会社が“リアル”を求めたことで、リング上での戦いは激しくなり、人気になったのかもしれません。
極悪女王元ネタとの違いはある?
ダンプ松本さんのこれまでのプロレス人生を5話でまとめるには、描ききれないところがたくさんあります。
また、あくまでネタ元になっているだけで、エンタメとしてドラマにするために、変更されている部分もあります。
事実との違いをみていきましょう。
念書にサイン
ドラマ『極悪女王』では、ダンプ松本が1000万円を受け取ることを条件に、長与千種を勝たせる念書にサインするというシーンがあります。
『極悪女王』という作品を作る上で、脚色が加えられたようです。
髪切りデスマッチにおいて、対戦相手、ルールに関しては同意していたようです。
丸坊主にしてない
髪切りデスマッチで負けた長与千種さんは、リングの上でバリカンを入れられます。
ドラマ『極悪女王』では丸坊主にまでなりますが、実際には丸坊主にはなっていないのです。
半部だけ剃ったところで、「長与さんにタオルがかけられてそのまま帰った」と、ダンプ松本さんが語っています。
丸坊主ではないものの、髪を残されても悲惨なことには変わりませんよね。
『極悪女王』では、分かりやすく丸坊主にしたのでしょうね。
いじめの描写がマイルド
先輩からいじめられるシーンがありますが、そんなに生易しいものではなく、酷かったようです。
わかっている内容は、以下のようなことをされていたようです。
- バス移動時にハンガーに吊るされて2時間放置
- 亀の置物を背負わされて地面を這わされる
- ゲーム用のお札で買い物に行かされる
ドラマ『極悪女王』では、ほとんどの人が実名がそのまま役名になっていますが、いじめの中心人物として描かれている「ラブリー米山」は実在していないようです。
誰かわかるのはよろしくないので、伏せたのかもしれません。
引退試合会場
1988年2月25日に行われたダンプ松本さんの引退試合。
『極悪女王』では後楽園ホールでしたが、実際の会場は川崎氏体育館で行われています。
『極悪女王』という作品を分かりやすく盛り上がるように、演出が加えられたことが考えられます。
まとめ
ここまで、ドラマ『極悪女王』はどこまで実話で、元ネタとの違いはあるのかお話してきました。
ほとんどが忠実に再現されており、ほぼ実話と言える作品ではないでしょうか。
違いを探そうにも、違いがなかなかみつからな作品でもあります。
役を演じる俳優たちの体を張った役作りはもちろんのこと、プロレスを俳優が演じる為にトレーニングに参加、指導する側の協力もあって完成された作品ですね。
なにより、制作側が余計な脚色をしていないところが、良い作品になったのではないでしょうか。
今とは違う時代背景が、ドラマをより盛り上げる要素となったのではないでしょうか。
今回は、ドラマ『極悪女王』はどこまで実話で、元ネタとの違いはあるのかお話してきました。
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