漫画『キングダム』最強の知将・李牧の敗北は何話で描かれるのでしょうか?
秦国の中華統一を阻む最大の壁として立ちはだかる李牧ですが、史実では悲劇的な最後を迎えることが知られています。
李牧の敗北が何話になるのか、そしてその最後は史実通りの展開になるのか、多くのファンが注目しています。
王騎を討ち取り、合従軍を率いて秦を追い詰めた李牧が、いつどのように敗北するのか。
史実では趙王によって処刑されるという衝撃の最後を迎えますが、『キングダム』でも同じ展開になるのでしょうか?
信との一騎打ちで李牧が敗北する可能性はあるのか?
李牧の最後が何話で描かれるのか、史実との関係性を含めて詳しく解説していきます。
Contents
キングダム李牧の敗北は何話?

李牧が敗北するときがいつなのか気になっている方も多いですね。
李牧はこれまでの戦いで、結果としては敗北することはありましたが、ただ敗北するわけではなく、秦の重要な武将を討ち取ってきました。
現時点の李牧の状況は?
現在、物語は趙攻略戦の真っ只中です。
鄴を奪われた趙国は、まさに存亡の危機に立たされています。
今回も秦国の大将は王翦です。
鄴攻めでは王翦の思わぬ発想を見抜くことができず、結果として負けてしまいました。
同じような過ちで負けるけにはいかない李牧は、趙国の最後の砦として、あらゆる戦略・戦術の準備をし、秦の侵攻を必死に食い止めようとしている状況です。
何話で敗北するのか予想してみた!
李牧の敗北が何話になるのか、史実と原作の進行ペースから予想してみましょう。
史実では紀元前229年に李牧は趙王によって処刑され、その直後に趙国は滅亡します。
原作「キングダム」は史実を基軸に展開しているため、この流れは変わらない可能性が高いでしょう。
現在の原作の進行ペースを見ると、大規模な戦いが一つ終わるのに約100話前後かかっています。
鄴攻めも約145話かけて描かれました。
趙攻略戦も同規模、あるいはそれ以上の大戦になることを考えると、李牧の最期が描かれるのは現在から100〜150話後と予想されます。
つまり、単行本にして10〜15巻分先で、87~92巻あたり
週刊ヤングジャンプの連載ペースで考えると、2〜3年後に李牧の敗北が描かれる可能性が高いでしょう。
ただし、原泰久先生は重要な場面をじっくり丁寧に描くことで知られています。
李牧という最強の敵の最期であれば、さらに時間をかける可能性も十分にあります。
李牧の戦績
李牧のこれまでの戦績を確認していきましょう。
馬陽の戦い
李牧の初登場となった戦いは、秦国六大将軍の王騎率いる秦軍との激突です。
李牧は龐煖と共に秦軍を罠にはめ、王騎を討ち取るという衝撃的な結果をもたらしました。
この戦いで李牧は「秦の最大の敵」としての存在感を見せつけました。
合従軍
趙・楚・魏・韓・燕・斉の六国連合軍の総勢50万が秦を攻める、史上最大規模の戦争です。
李牧は六国の利害関係をまとめ上げ、それぞれの国の将軍たちを統率。
函谷関を突破し、秦の王都・咸陽目前まで進軍するという離れ業をやってのけました。
函谷関の正面突破という無謀に見える作戦を、綿密な計算と各国の特性を活かした配置で実現しています。
最終的には、蒙驁軍の桓騎の奇策と王翦の心理戦、信たち若き武将の活躍で勝利します。
さらに蕞では、秦王・えい政と民衆、山の民が加わったことが誤算となり、李牧は撤退を余儀なくされました。
黒羊丘の戦い
秦の残虐将軍・桓騎率いる秦軍との戦いです。
李牧は桓騎の予測不能な戦術に対しても冷静に対応し、互角以上の戦いを展開しました。
最終的には桓騎の奇策により黒羊丘を奪われますが、李牧は趙軍の被害を最小限に抑え、戦略的撤退に成功。
この戦いで李牧の柔軟な戦術眼が際立ちました。
キングダム李牧の最後は史実通り?

最強の知将・李牧は、どのような最期を迎えるのか。
多くのファンが気になるこの問いに、史実と原作の傾向から答えを探っていきます。
史実では趙王によって処刑される
史実における李牧の最期は、あまりにも悲劇的です。
紀元前229年、秦軍が趙の首都・邯鄲に迫る中、李牧は最前線で奮戦していました。
李牧がいる限り趙は滅びない。
そう思われていた矢先、信じられない事態が起こります。
奸臣・郭開の虚偽の報告により、趙王・遷が李牧を疑い始めたのです。
「李牧が秦と内通している」という根も葉もない噂を、趙王は信じてしまいました。
結果、李牧は戦場から呼び戻され、処刑されてしまいます。
趙国最後の希望が、外敵ではなく味方の手によって失われたのです。
李牧の死後、わずか3ヶ月で趙国は滅亡。
もし李牧が生きていれば、趙国の運命は変わっていたかもしれません。
歴史に残る最も悲劇的な将軍の最期の一つと言えるでしょう。
史実通りの可能性が高い?
キングダムは史実をベースに描かれているので、李牧の最後は史実通りになる可能性が高いと考えられます。
理由をみていきましょう。
キングダムは史実に忠実な作品である
キングダムは、これまで主要な歴史的事実をほぼ忠実に描いてきました。
王騎の死、蒙驁の死など、史実の流れに沿って物語が進んでいます。
李牧という重要キャラクターの最期だけを大きく変更する可能性は低いでしょう。
物語のテーマとの合致
キングダムが描いてきた1つに、戦争の残酷さと理不尽さがあります。
どれほど優秀な将軍でも、内部の腐敗によって倒れることがあります。
この悲劇性は、作品のテーマに深く合致しています。
李牧の史実通りの最期は、この作品が伝えたいメッセージを体現するできごとでもあります。
郭開というキャラクターの存在
すでに登場している、趙の大臣・郭開の醜悪さが描かれています。
そして、郭開は趙を傾かせた人物として、史実にも登場します。
郭開の虚偽の報告で李牧が倒れるという展開は、すでに周到に準備されていると考えられます。
信が李牧を討つのは期待できない?
信が李牧を討つのを期待しているファンも多いと思います。
秦国の新六将・騰は、「信が大将軍になるには李牧を倒す必要がある」と読者を期待させるようなセリフがありました。
信と李牧の一騎打ちで、李牧と討ち取れば盛り上がること間違いありません。
しかし、史実では、李牧は戦場で敵に討たれたのではなく、趙王によって処刑されています。
キングダムが史実に忠実である以上、この展開を覆すのは難しいでしょう。
ただし、完全に可能性がゼロとは言い切れません。
原泰久先生は、史実を守りながらも、その「隙間」を埋めるオリジナルの展開で読者を魅了してきました。
例えば、こんな展開も考えられるのではないでしょうか。
趙攻略戦の最終局面で、信と李牧が一騎打ちで激突し、信が李牧を追い詰めるも、あと一歩のところで趙王の命令により李牧が戦場を去らなければならなくなるという展開です。
そして後に、処刑という形で李牧の命が奪われる……。
このような展開であれば、「信vs李牧の決着」と「史実通りの最期」の両立が可能かもしれません。
まとめ

『キングダム』の李牧の敗北が何話になるのか、現在の連載ペースから予想すると、100~150話後、つまり2~3年後になる可能性が高いでしょう。
史実では紀元前229年に李牧は趙王によって処刑され、その最後は戦場での敗北ではなく、味方の裏切りによる悲劇的なものでした。
『キングダム』が史実に忠実な作品である以上、李牧の最後も史実通りになる可能性が高いと考えられます。
信が李牧を討つ展開を期待する声もありますが、史実での李牧の最後を考えると難しいかもしれません。
ただし、原先生によって、信との一騎打ちと史実通りの敗北を両立させる展開もありえます。
李牧という最強の敵が何話でどのような最後を迎えるのか、今後の展開から目が離せません。
コメント