墜落jkのネタバレしながら、兄みつきが死んだ理由なぜなのか、詞と灰仁の関係について解説していきます。
『墜落jkと廃人教師』は、陰キャの女子高性の落合扇言とクズ教師の灰葉仁の恋愛模様を描いた作品ですが、前半部分でこの2人の重い過去が徐々に明かされていきます。
その過去の大きなポイントとなるのが、扇言の双子の兄の1人みつきが自ら命を絶ったことにありました。
みつきが自ら命を絶った理由は、コミックスの10巻で描かれますが、事細かには描かれていません。
描かれ方として作品の雰囲気的に、少しふざけた部分とシリアスな部分が混ざった形になっているので、少し含みをもたせているようです。
そこで、気になっている方も多いと思うので、描かれた内容から読み取っていこうと思います。
それでは、墜落jkネタバレで兄みつきが死んだ理由なぜなのか、詞と灰仁の関係について解説していきます!
墜落jkネタバレ兄みつき死んだ理由なぜ?
『墜落jkと廃人教師』の主人公・扇言(みこと)の兄・扇月(みつき)が死んだ理由は、自ら命を絶ったからです。
では、なぜ自ら命を絶ったのか解説してきます。
嫉妬
扇言の兄は、みつきと詞(つかさ)という、それはよく似た双子でした。
少し歳の離れた妹の扇言がおり、扇言は双子の兄が大好きでした。
詞も扇言のことが大好きで溺愛していました。
しかし、みつきは詞だけを大切に思っており、詞が扇言を溺愛していることに嫉妬していました。
みつきの気持ちに気づいていた詞は、子供ながらに2人の仲を取り持ちたくてみつきと扇言を2人にします。
そして、事件が起きるのです。
事件
中学生の灰仁は自ら命を絶とうとして森の中に入って歩いていると、置き去りにされた扇言と出会います。
みつきは森の中に扇言を一人にして置いてきます。
当時、灰仁は先生の家でお世話になっていたので、森の中で出会った小さな女の子をどうしていいか迷った灰仁は、先生の家に連れて帰ります。
先生の家で絵を書いたりしているうちに、2人は眠ってしまい、灰仁が目を覚ました時には扇言の姿はありませんでした。
罪悪感
それから数日後、先生の家に帰ると男の子が2人いて、扇言の兄たちでした。
近所の人の目撃で、扇言が森にいたのは詞が連れて行ったからだそうで、詞が言うには双子で遊ぶのに扇言が邪魔だったというのが理由のようでした。
先生は灰仁の中学校でスクールカウンセラーをしており、カウンセリングの仕事をしているので、それを兼ねて一時的に詞だけ預かることになります。
そうこうしているうちに、みつきは迎えに来た母親と帰ります。
しかし、灰仁は森の中で扇言以外にも人影を目撃していて、先生の家に残った詞に「お前の方じゃないけど…」と言います。
事件の後、扇言はみつきのことを庇って何も語らずにいたので、詞も2人にしてしまった自分の責任を感じ、扇月の罪を被ることにしたのでした。
それからは、みつきは扇言と仲良くしていましたが、みつきの中では時が経てば経つほどに罪悪感が大きくなっていきます。
そして自ら命を絶った…
みつきは森へ連れて行ったのが自分だということに、灰仁が気づいていたことに気づいていました。
罪悪感が大きくなっていくにつれて、どうして責めてくれなかったのかと、灰仁を恨むことしか心の逃げ道がなかったようです。
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この件がきっかけとなったのか、もともと落ち着いた性格をしていた扇言は、さらに暗い陰を感じさせるようになったのでしょう。“その人の邪魔になるなら自分が消えてもいいって思う”って言ってたくらいですからね…
墜落jkネタバレ兄詞と灰仁の関係は?
過去の事件をきっかけに出会った2人ですが、現在はお互いどのように思っているのでしょうか?
2人の関係性を解説していきます。
信頼
あの森での事件について本当のことを知っている大人は灰仁だけで、どこか信頼していると思います。
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大人たちは見分けがつかないぐらい似ている双子なのに、灰仁は見分けがついていましたよね。見た目だけでなく感じ取ったものや、人を見抜くのに長けているのでしょうか?灰仁は普段はダメな大人ですが、生徒のことしっかり見てますからね。
みつきは自ら命を絶つときに遺言を残しているようで、灰仁が本当のことを言わなかったことで恨む気持ちを書いていたようです。
事件当時、扇月を庇って罪を被った詞は「お前のほうじゃいけど…」と、灰仁に言われています。
詞とみつきは容姿が同じだったので、大人たちの目を騙すことはできましたが、あの森の中で初めてで一瞬しか見ていない灰仁は見間違えませんでした。
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みつきは自分が悪いのにも関わらず、詞も扇言も自分のことを庇ってくれ、自分な何も悪くないような状態に相当な罪悪感があったのでしょうね。自分では言い出すことができない状況で、灰仁のせいにするしかなかったのかもしれませんね。
詞は灰仁に、遺言のことは気にしないようにと言っています。
それは、
- 自分たち兄妹の問題であること
- 灰仁が詞とみつきを見分けていたこと
に一目置いています。
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灰仁には自分たち兄妹の問題に巻き込んでしまったが、周りの大人に余計なことを言わずにいた灰仁をどこか信頼しているのかもしれません。
認めている
詞は溺愛している扇言と一緒に暮らしているものの、事件のこともあってか合わせる顔がないと言って、扇言と会わないように生活していました。
しかし、扇言が知らないところでは灰仁と連絡を取っています。
自分が扇言と直接顔を合わせない分、灰仁から扇言について情報をもらっているようです。
そして、詞は扇言が頼りにしている大人は灰仁だと言います。
授業で書いた絵で表現されていたのは、森の中で煙草を吸う大人だったからです。
詞はこの大人を灰仁と読み解いたようです。
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詞は自分がいなくても、扇言の傍に灰仁がいてくれるので安心している面もあるかもしれませね。
おせっかい
灰人は、扇言と面と向かって話さない詞の2人の為に、一肌脱ぎます。
夏休みに海に遊びに行くことになった時、廃人は詞を連れていき、2人で話をする機会を作ります。
扇言は自分のことを責めていましたが、詞と話したことで前を向けようになります。
それは、詞も同じだったようで、内心は灰仁に感謝しています。
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灰仁は扇言、詞それぞれを見ていたので、ずっとどうにかしてあげたいと思っていたのでしょうね。灰仁にしかできないことですね。
まとめ
ここまで、墜落jkネタバレで兄みつきが死んだ理由なぜなのか、詞と灰仁の関係について解説していきます!
兄妹間のもつれから起きた事件により、それがだいぶ後を引く形になってしまい、当時からそこに巻き込まれた形になったのが灰仁でした。
“先生”を介して出会った2人ですが、この“先生”というのは、灰仁にとっては家庭とは言えないつらい中から救ってくれた恩人であります。
恩人の先生はスクールカウンセラーの仕事をしていたので、あの事件のケアをすることになりましたが、その繋がりで扇言たち兄妹と関わることになります。
扇言とは、扇言が高校生になるまで関わることは無かったと思いますが、扇言の兄・詞とは何かあったときには連絡を取っていたのだと思います。
作品中でも、みつきが亡くなったことを詞が灰仁に伝えていたり、灰仁がみつきのお葬式で扇言の姿を思い出す描写があります。
灰仁は扇言と詞のことを気にかけていますが、深入りしないように見守っているようにも見えます。
詞は態度には出さないものの、灰仁を信頼しているのでしょう。
墜落jkのネタバレしながら、兄みつきが死んだ理由なぜなのか、詞と灰仁の関係について解説してきました。
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