大ヒット漫画『キングダム』の主人公・信は、下僕の身分から将軍の座を勝ち取りました。
多くの読者が知りたいのは、信が大将軍へといつ昇進するのかという点でしょう。
現時点で信は将軍の階級にありますが、六大将軍(大将軍)までの距離はまだ遠く、その座にいつ到達できるのか作中では明示されていません。
また、史実に実在した武将・李信の存在も注目に値します。
史実における李信は、楚との戦いで手痛い敗北を経験するなど、激動の人生を歩みました。
キングダムの信の最後は、史実のストーリーをなぞるのでしょうか?
あるいは、原作者による独自の最後が待っているのでしょうか?
本記事では、信が大将軍へといつ昇り詰めるか、そして作品の最後がどう展開するかを、史実の情報と比較しながら詳しく考察していきます。
キングダム信は大将軍になるのいつ?

ただし、第1話の冒頭で信が「李将軍!」と仲間の兵に呼ばれている描写があることから、物語の最終局面では確実に大将軍クラスの立場にいることが示唆されています。
将軍と大将軍の違いとは?
そもそも「将軍」と「大将軍」は何が違うのでしょうか。
将軍は一つの軍を率いる立場で、信は現在この階級にあります。
王賁や蒙恬も同じ地位です。
一方、大将軍(六大将軍)は複数の将軍を統率する最高位の武官であり、戦争の自由という特権が与えられていました。(新六大将軍がこの特権があるがは明確にされていない)
秦国の中でも最強の6人だけが就ける特別な地位で、かつては王騎、摎、白起、胡傷、王齕、司馬錯などがこの地位にありました。
そして、現在の六大将軍は、蒙武、騰、王翦、楊端和、桓騎(戦死)
つまり、信が目指す「天下の大将軍」とは、この六大将軍のことを指しているのです。
信が大将軍になるために必要なことは?
では、現在の信に不足しているものは何か、見ていきましょう。
圧倒的な武功
龐煖を討ったことは大きな実績ですが、趙攻略の後には魏、楚、斉の攻略が待ち受けています。
これらの戦いでさらなる武功を積む必要があります。
軍略面での成長
信は本能型の武将として成長していますが、大将軍として複数の軍を統率するには、より高度な戦略眼が求められます。
組織運営力
1万5000人の飛信隊を率いる経験を積み、さらに大規模な軍団を指揮できる力が必要です。
原泰久先生がどのように描いていくかはわかりませんが、将軍になって武功を上げていかないと、簡単に大将軍にはなれないでしょう。
秦が中華統一を果たす最終段階で、信は念願の「天下の大将軍」として大きな役割を果たすことになると予想されます。
信のこれまでの軌跡
下僕からの出発
信は戦争で両親を失い、幼い頃から漂と共に下僕として働いていました。
二人は「天下の大将軍になる」という夢を共有し、毎日剣の修行に明け暮れていました。
そして、親友の漂が秦国王・嬴政の影武者として命を落とすのです。
漂の死をきっかけに、信は嬴政と出会い、中華統一という壮大な夢に巻き込まれていきます。
この出会いが、信を戦場へと導く最初の一歩となりました。
初陣から百人将へ
戦場デビューは14歳の時、蛇甘平原の戦いでした。
この初陣において、のちに飛信隊で副長を務める羌瘣、そして軍師となる河了貂という重要な仲間との出会いが果たされます。
戦いの過酷さを身をもって体験しながらも、信は生まれ持った戦場勘と大胆不敵な勇猛さで目覚ましい武功を立てていったのです。
馬陽戦で三百人将に昇格
信の成長において最も重要な戦いの一つが、馬陽の戦いです。
秦国六大将軍の一人である王騎と共に戦った信は、王騎から多くのことを学び、「飛信隊」の名を授かります。
しかし、この戦いで王騎は龐煖に討たれてしまいます。
死の間際、王騎は信に自分の矛を託し、「お前が大将軍になるのを天で見ている」と言い残しました。
この出来事が、信の「大将軍になる」という決意をさらに固めることになります。
山陽の戦いで千人将に昇格
17歳を迎えた信は、蒙驁将軍を総指揮を執るに山陽の戦いに挑みます。
戦況が厳しくなり、秦軍の千人将クラスが相次いで討死する中、信は緊急措置として千人将の地位を与えられました。
そして強敵・輪虎を打ち破ったことで、その階級は正式なものとして認められます。
合従軍戦で三千人将に昇格
18歳の時、趙国の宰相・李牧が企てた合従軍戦において万極を討ちます。
合従軍戦での功績により、信は三千人隊長に昇進します。
飛信隊の規模も大きくなり、より大きな戦略的役割を担うようになっていきます。
著雍の戦いで五千人将
魏国との戦いである著雍の戦いでは、魏火龍七師の一人である霊凰を討ち取るなど、勝利への貢献が認められ、信は五千人将に昇格します。
五千人将として数々の戦場で活躍し、その名は中華全土に知れ渡るようになります。
鄴攻略戦で将軍に昇格
趙の要衝・鄴をめぐる攻防において、信はついに因縁の敵・龐煖との雌雄を決します。
師・王騎の仇討ちという積年の想いを果たした瞬間でした。
この鄴攻略での卓越した働きが認められ、23歳にして信はついに念願の将軍位を手に入れます。
単行本59巻の第642話で描かれたこの場面は、物語の大きな節目となりました。
同時に飛信隊も1万5000名を擁する一大軍団へと発展を遂げたのです。
姓「李」を与えられたのはいつ?
信が「李」という姓をもらったのは、将軍に昇進する時でした。
鄴攻めで大きな手柄を立てた信は将軍になることが決まりましたが、将軍という高い地位に就くには姓が必要だったのです。
下僕として生まれ育った信には、もともと姓がありませんでした。
そこで王である嬴政が、信に「李」という姓を授けたというわけです。
信の今後の歩みを予想!
趙攻略戦が展開されていきます。
趙攻略の後は、魏、楚、そして斉があります。
原泰久先生がどのように描いていくのかはわかりませんが、将軍にって武功をあげていかないと、簡単に大将軍というわけにはいかなさそうです。
秦が中華統一を果たす最後の戦いに大将軍として関わると思われます。
第1話の始まりで、「李将軍!」と仲間の兵に連呼されている様子が描かれているので、関連していることが予想されます。
キングダム信の最後は史実通り?

史実とはかけ離れている?
実在の武将・李信が、えい政による中華統において重要な役割を果たした人物であることは歴史的に確認されています。
また、えい政からの寵愛を受けていたことも記録から読み取れます。
こうした史実の断片が、漫画作品におけるキャラクター造形の土台になっていると推測できるでしょう。
ただし「キングダム」は歴史的事実をベースにしつつも、史書の記述を一字一句忠実になぞっているわけではありません。
エンターテインメント作品として読者を魅了するため、作者による創作的な要素も随所に盛り込まれているのです。
史実からわかること
- 30歳~31歳:趙の太原・雲中を攻略
- 33歳:えい政の暗殺未遂事件が起こり、報復として王翦とによって燕の国都を攻める。信は燕軍を追撃する。
- 34歳:楚の攻略に出るが、敗れる。
- 37歳:李信と王賁で燕を滅ぼす。
- 38歳:李信と王賁、蒙恬で斉を攻めて滅ぼす
楚攻めの大敗北はどう描かれる?
史実の李信を語る上で最も有名なのが、楚攻めでの失敗です。
最終的には、秦国としては王翦によって楚攻略は勝利していますが、李信は楚に大敗北しているという事実があるようです。
若さゆえの失敗を経験しながらも、最終的には天下統一に貢献した将軍だったと言えるでしょう。
漫画「キングダム」では、この楚攻めでの敗北をどう描くのか、大きな注目ポイントとなりそうです。
李信と王翦の微妙な関係
この楚攻めのエピソードから、史実における李信と王翦の関係性が見えてきます。
若く血気盛んな李信と、慎重で経験豊富な王翦という典型的な世代の対比がありました。
秦王・えい政は若い李信を気に入っており、王翦を「老いた」と軽んじていた節があります。
しかし、李信の失敗により、秦王は自ら王翦に謝罪し、再び出陣を要請する事態となりました。
興味深いのは、李信がこの大敗後も処罰されずに将軍を続け、その後の燕や斉の攻略で活躍したことです。
若さゆえの失敗を経験しながらも、最終的には天下統一に貢献した将軍だったと言えるでしょう。
漫画「キングダム」では、現時点までに王翦と信が直接やり取りするシーンはほぼありませんが、今後この楚攻めのエピソードで2人の関係性がどう描かれるのか、大きな注目ポイントとなりそうです。
史実に記されている内容は?
秦王が楚国討伐に必要な兵力数を尋ねた際、李信は20万あれば十分だと答え、対照的に王翦は60万が必要だと進言しました。
秦王は若き李信の意見を採用し、彼に作戦を任せることにします。
紀元前225年、李信と蒙恬は20万の大軍を二手に分けて進軍し、序盤戦では平輿・寝といった地域で楚軍を次々と撃破し、鄢郢も陥落させるなど順調な滑り出しを見せました。
ところが、李信が軍を率いて西方へ移動し、城父という地で蒙恬の部隊と合流を図った際、楚の軍勢による猛烈な襲撃を受けてしまいます。
昼夜を問わず3日間にも及ぶ執拗な追撃戦の末、李信が指揮する秦軍は壊滅的な打撃を被りました。
まとめ

キングダムの信は現在将軍の位にあり、大将軍にいつなるかはまだ描かれていません。
予想では、楚を攻略する前、もしくは中華統一への最終段階で大将軍になる可能性が高いでしょう。
趙攻略の後には魏、楚、斉の攻略が待ち受けており、信はさらなる武功を積み重ねていくことになります。
一方、キングダムで信の最後が史実通りになるかは不透明です。
史実の李信は楚攻めで大敗を喫しながらも、その後も将軍として活躍し、天下統一に貢献しました。
しかし、李信の最後やその後は明確な記録が残っておらず、謎に包まれています。
原泰久先生がこの史実をどう解釈し、どのような結末を用意しているのか。
史実を尊重しながらも独自の創作を加えてきたキングダムだからこそ、信の最後は予想を超える展開になるかもしれません。
今後の物語の展開に、大いに期待しましょう。
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